今回はデジカメの写真についてちょっとお話します。
最近は写真を写す際に、ネガフィルム形式のものよりも、デジタルカメラや携帯電話を使用されている場合が多いと思います。
っていうか、デジカメやケータイで写真を撮るのがほとんどですよね。
画像がデータとして電子化されているので、非常に便利で重宝です。
でも、整理する時などに、画像データを確認したところちょっと困った問題が起きたりしませんか?
2010年の写真なのに撮影日が2008年になっていたり、2009年のはずなのに撮影日が2008年になっていたり・・・。
記念や記録にするのでしたら、何時の写真?っていうのは非常に重要なことなんです。
なんで撮影日がわかるの?と思うお父さんもいるでしょうから、少し解説します。
デジカメやケータイの写真には、画像だけではなく、「Exif情報」というものがデータとして含まれているのはご存知ですか?
(「イグジフ」とか「エグジフ」と発音します。)
デジカメで撮った写真のデータの中身は、画像データ+Exif情報 なんです。
Exif情報については細かく説明しませんが、デジカメの写真の規格だと理解してください。
Exif情報にはいろいろな情報が含まれていますので、代表的なものをいくつか挙げておきます。
- 撮影日時・カメラのメーカー名
- カメラの機種名・画像の解像度やサイズ
- 露出や絞りやシャッタースピードなど
- GPS機能付きカメラであれば、緯度・軽度・標高などのGPS情報
などなど。
日付の情報としてはデジタル化された日時も記憶されていて、基本的には撮影日時と同じはずです。
よって、撮影日時と異なる日付が記録されている場合は、何らかの加工や修正が施されたと判断することができるのです。
公共工事の電子納品等ではこういったところをチェックして、手抜き工事をごまかす為に写真の改ざんをしていないか、なんていうことにも使います。
ですから、Exif情報の撮影日時を調べれば、何年何月何日の写真だとわかるわけです。
しかし、それは大前提としてデジカメの設定日時が正しく設定されていてこそ意味を持つ情報なんです。
困ってしまう写真とは、正しく日時の設定をされていないデジカメの写真なのです。
写真の持っている情報の判断材料として、 Exifによる撮影日時、パソコンに取り込んだことによる作成日時、何かの作業を行った更新日時、アクセス日時があります。
しかし、パソコンを買い換えた際にコピー作業をおこなったりしていると、すべての日時が異なってしまう場合があります。
一番信用できるのは、Exifなんですが、前述のようにカメラの設定日時が間違えていれば、何の役にもたちません。
画像見ながら判断するしかないのです。
せめて、ファイル名に日付がついていればよいのですが、デジカメのデータ名そのままだったり、パソコンに取り込んだ時に自動でつけられる、「画像001.jpg」みたいな「連番」だった場合はどうすることもできません。
そこで、ITの苦手なお父さんたちへのアドバイスです。
- デジカメで撮影する前に、カメラの設定日時を確認しよう!!
- パソコンに取り込む時のファイル名の指定では、「撮影日」を付加するようにしよう!!
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思い出に残すのだったら、何時のものだったかはっきりしたほうがいいですよね。